【ICHIEブログ】「古きも知って、新しきも知る」

2024年6月20日 12:30

例年より梅雨入りがかなり遅れていますが、梅雨を飛び越えてひと足早く真夏のような日が続いています。
皆さまは体調など崩されていませんでしょうか。
こんにちは、P.G.C.D.男性スタッフの早苗です。

我が家の庭では梅雨の訪れよりも早く、紫陽花が大ぶりな花を咲かせています。
雨が少ないので早く枯れてしまわないか、少々心配です。

さて、先日久しぶりに寄席に行ってきました。
落語が好きでたまに落語会に行くのですが、ホールでの落語会ばかりで寄席にはとんと御無沙汰しておりました。

場所は新宿の末廣亭。
繁華街の真ん中にあるにも関わらず、都内唯一の木造立てで、建物から昭和の風情が漂う味わい深い寄席です。
しかも椅子席の両脇には未だ桟敷席があり、寄席らしい佇まいはTVや映画の舞台としてもよく登場します。

今回、この桟敷席に陣取ったのですが、足がしびれる辛さはありつつ、その臨場感はホールとは比べものにならないものでした。
1階2階合わせて300席ちょっと。
この空間で話芸を堪能できるというのは、なんとも贅沢な時間。
寄席の良さを再認識した1日でした。

一方、今年の私のテーマは趣味を『Elevate』すること。

好きなアーティストや演者を追いかけていると、どうしても新しい人に目を向けなくなってしまいます。
そこで今年は、新しい人も新規開拓しようと思った次第です。

ということで、若手で人気急上昇中の、これまであまり聞いてこなかった上方落語、しかも女性噺家さんである『桂二葉（かつらによう）』さんのネタ卸会に行ってみることにしました。

独特のマッシュルームカットにハイトーンボイス。
某蚊取り線香のCMで見覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。
これはきわもの（失礼！）かと思いきや、噺がはじまると独特な“二葉ワールド”に引き込まれました。

特に二席目に演じた『子は鎹』はまさにはまり役。
こまっしゃくれた子どもの口調に、笑わされ、ほろっとさせられました。
古きもいいけど、新しきもいい。そう実感させられた2日間でした。