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【季節イベント】P.G.C.D.のお茶会

必要でないものを削ぎ落とした茶道の世界は、P.G.C.D.の「シンプルケア」と通じています。
茶道の世界が持つ、華美に飾り立てない、ありのままを受け入れる日本の美意識を、わたしたちは大切にしています。

P.G.C.D.と「道」

心と体はつながっている。
自立した心が美しさを磨いていく。

かつて武道は武術、剣道は剣術、茶道は茶の湯、華道は立花と呼ばれ、それが明治以降「術」ではなく「道」となりました。そこには型はあれど完成形はありません。
「道」という字は、“人間が行きつ戻りつを繰り返して得るもの”を意味するそうです。
まさに習慣。私たちの商品も皆さんの習慣となることで、美しさを極める「道」のような存在でありたいと願っています。

代表野田にとって剣道の稽古は、今や生活の中の一部になっています。
剣道は「礼にはじまり、礼で終わる」と言われています。これにはさまざまな意味がありますが、野田は「心の状態は形や態度に表れるものなので、相手に対し心に尊敬の念があれば必ず正しい礼の形となって現れる」と教えられました。また「剣道は平凡なことの繰り返しである。この平凡なことをどれだけ真剣にやり続けられるか。その繰り返しの中に心理がある」とも教えられました。

美しさも同じだと思っています。
私たちが“年齢は美しさの一部になる”と謳っているのは、積み重ねてきた心の豊かさが必ず美しさとなって表に現れてくると信じているから。
凜とした綺麗さは、上手な化粧ではつくり出せません。しなやかな美しさは一朝一夕では生まれません。毎日毎日いまと向き合って、丁寧に自分を磨いていく。そんな平凡な習慣を通して、私たちは美しさを育てるお手伝いをしたいと考えます。


「P.G.C.D.のお茶会」とは?

P.G.C.D.では、季節ごとのお茶会を開催しています。

私たちは、石鹸をお客様にお届けしながら、お茶会を開いている中で、「洗顔の行為」が「お茶を点てる行為」に似ていると思っています。

私たちが提供しているのは汚れを落とすための石鹸ではありますが、「泡を立てている時間=心を洗っている時間」というメッセージを持っています。
なぜなら、泡立てをしている間に何か考えているから。
例えば夜の石鹸の場合、1日を振り返ったり、明日のことを考えたり。そうして石鹸を泡立てている時には心を洗って、できた泡で顔を洗って汚れを落とすことができます。流し終わった時にパッと目を開けて、鏡にうつる汚れが落ちた自分の顔と向き合って「今日も頑張ろう」「明日も頑張ろう」って、自分と会話したり心と対話したりする。その時間こそが「豊かな時間」だと思っています。

そのような時間が、茶道の時間と似ているのではないかと思っているため、洗顔を楽しんでくださっているお客様たちは、お茶会を喜んでくださるのではないかなと思い開催しています。

お茶は明るいところであまり行わず、自然光がずっと動いていくようなところで行います。
すると必ずものを置いた時に陰ができます。その陰が移っていくところがお茶の移ろいであって、茶事の移ろい。その陰があるところに美しさがあるわけです。

と、お茶会を一緒に開催している、裏千家茶人である土井宗満氏は話されました。

春、夏、秋、冬。
日本には四季があり、日本人にはその移り変わる様を愛するこころがあります。
茶道では、亭主が時の移ろいも季節の移ろいも感じ取り、茶室の空間を演出し、おもてなしの心を表します。
そして、その空間を訪れた人々は時の移ろいを感じながら、お茶を楽しみます。

P.G.C.D.でも、お客様に季節の移ろいや時の移ろいを感じていただきたく、季節ごとにお茶会を開催しております。

春は春の訪れや芽吹きの喜びを感じ、夏は日の長さを感じる中で涼しさを求め、秋は紅葉をながめ新茶を楽しみ、冬は日暮れを感じ新たな年を迎える。
そんな四季折々の顔を感じられるよう、ときには親子で楽しめるお茶会、時には薄明かりの中で夜噺を楽しむお茶会など、ご一緒してくださる土井氏と特別な空間を演出しております。


お茶会をご一緒していただいているのは、茶道裏千家茶人の土井宗満氏。

茶人・土井宗満(そうまん)氏は、1979(昭和54)年の裏千家入門以降、日本古来のお茶文化を広く知ってもらうため、国内外に向けて多くのイベントを展開。
「茶道とは単にお茶を振る舞うだけでなく“美しいものを求める心”や“人と和していく道”をわかりやすく体現してくれるもの」だと考え、どんな形でも構わないので茶道と接点を持ち、穏やかで美しい時間を過ごしてもらいたいと願っています。

また、お茶だけではなく、茶懐石もご用意しております。

茶懐石をご用意いただいたいるのは、東京・青山の料亭にて板長を務め、さらに裏千家にて25年のキャリアを併せ持つ茶道家 兼 茶懐石料理人の冬野宗慎氏。
“その日その時”の素材によって、おもてなしの心を表現。季節の食材をふんだんに取り入れ、お茶にのための美味しさと美しさを最大限まで引き出た料理をご用意いたします。

〈亭主〉
茶舗 富士食糧株式会社 土井園 代表取締役社長兼
株式会社抹茶道 茶道プログラムのメインホスト

土井 宗満

本業の茶舗「土井園」にて、美味しい日本茶を届けると共に、より広く日本のお茶文化を届けるために、株式会社抹茶道にて、国内外に向けた茶道イベントを展開中。「本格茶室でできる茶事体験(茶懐石と共に茶道を愉しむ)」や「出張お茶会」「茶道を活用した企業向け人材育成プログラム」など実施。
【茶道家としての略歴】
1979年に裏千家に入門。入門後に、裏千家の青年部に所属し、「裏千家青年部関東第一ブロック長」「裏千家青年部全国委員」を歴任。ブロック長時代に、第9回裏千家青年の船で中国を訪問。人民大会堂で各ブロック長(北海道、東北、関東、近畿、四国、九州)と共に茶道のデモンストレーションを行う。また、美術倶楽部、茶道会館、その他で、ブロック長として初点式、支部茶会、などの青年部席を取り仕切る。青年部幹事研修会で、「茶について」「宇治三仲間と茶壷道中」などの講演を行う。現在、「裏千家青年部育成委員」「一般社団法人茶道裏千家淡交会東京第四西支部(目黒・大田地区)幹事長」として、若手育成にも注力中。

〈茶懐石料理人〉

冬野 宗慎

「茶道家 兼 茶懐石料理人」として活躍中。茶道に精通し、且つプロの腕前でもって茶懐石をつくることができる数少ない料理人の一人。茶道家として裏千家に約25年従事。プロの料理人として「青山の料亭の板長」と「茶事専門の料理人」2つのキャリアを併せ持つ。お茶と料理を通して、その日その時のおもてなしの心を届ける。


草花を香り、所作を眺め、話しに耳を澄ませ、懐石をいただき、お茶を点て……。
五感で季節や時の移ろいを感じながら、どこか非日常な空間で美しさの習慣を共有しませんか?

皆さまと素敵な時間を過ごせますことを心よりお待ちいたしております。


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▼裏千家茶人・土井宗満氏 × P.G.C.D.代表・野田泰平 対談はこちら